がん早期発見

 

 

 

 

肺がん

 

 

・男性のがん死因の1位、女性の2位です。男性は女性の3-4倍罹患率、死亡率が高い

・5年生存率は13-14%と悪性度の高いがんです。

・喫煙と肺がんの関係は密接です。日本では、男性で70% 女性では20%がたばこが肺がんの発生原因といわれています。

しかし、逆にいうと、男性の30%、女性の70%が、たばこと無関係に肺がんが発生していることを示しています。非喫煙者も

肺がんの注意が必要です。

肺門型(中心型)肺がん と 肺野型(末梢型)

肺がんに大別されます。

肺がんは、小細胞がんと非小細胞がんに

分かれます。

 

肺がん1 できる部位による分類

肺門部型肺がんは、約20数%存在し、初期には胸部レントゲン検査で発見するのは難しく、喀痰細胞診が有力な検査となります。

タバコとの関係が濃厚です。特に喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が400以上の人は要注意です。

 

肺野型肺がんは、70数%存在し、比較的早期から胸部レントゲン写真に写ってきます。被曝の問題を除けば、胸部レントゲン写真

より、X線CT検査がより優れています。

 

 

肺がん2 組織型による分類

小細胞がん

発見が早く、小さいうちから転移をおこしやすい”がん”として有名です。幸い肺がんの15%程度に過ぎません。肺門にできやすく、

喫煙との関連が濃厚です。

 

非小細胞がん

腺がん:肺の末梢にできやすく、非喫煙者の女性もかかる”がん”です。最も頻度の高い”がん”で、肺がんの60%を占めます。

最近増加していますが、その原因は不明です。

扁平上皮がん:喫煙との関連が深い”がん”です。肺がんの20%を占め約60%は末梢(肺野)に発生します。

 

 

【症例】 

67歳、女性、定期検査(X線写真)で異常を指摘、CT検査で確認、腺がんの診断にて手術を受けた症例です

胸部X線写真

胸部CT検査

 

 

 

 

 

 

 

 


松本内科胃腸科
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